ジュエリーを買う前に知っておきたい。ダイヤモンドなど石が取れやすいケース3つ。
形状や素材によっては、石が取れやすいので注意が必要です。
石が取れやすい形状
ジュエリーの形状によっては、石が取れやすい場合があります。例えばダイヤモンドの指輪などは、爪で石を止めているものが多いでしょう。こうした指輪は、爪がしっかり石を支えているから大丈夫だと思われがちですが、爪が一つでも変形するとダイヤが緩んだり取れやすくなってしまいます。
そのため、爪で止める形状よりも、ダイヤを埋め込んだもののほうが取れる心配はありません。とはいえ、爪で止めたデザインをダイヤモンドに使うことが多いのは、解放面が広いことでたくさんの光を取り込み、最大限の輝きをひきだすためです。もちろん取れないようにしっかりとした爪で支えてありますし、定期的なメンテナンスなどを行なえば、そう簡単に取れるものではないので、取れにくさだけで選ぶ必要はありません。
石が取れやすい素材も
石を支えている金属部分がどんな素材でできているかも、取れやすさには関係してきます。たとえば、金はそれ自体が柔らかい素材ですので、別の種類の金属を少量混ぜることで強度を上げています。この混ぜる金属や量によって固さはことなりますし、プラチナに比べるとシルバーのほうが柔らかいという特徴もあります。柔らかいといっても普通に触ってその違いが分かるほどではないのですが、指に嵌めて重い荷物を持ったり、力を加えたりすると、ゆがみが生じることがあります。そうして歪むことによって、石が取れやすくなってしまうのです。
また、真珠などは留め金ではなく接着によって固定されている場合も多いのですが、水に濡れると取れやすくなってしまうので、注意が必要です。
メンテナンスをしっかり
宝石はそれ自体が高価なものですがから、一般的には簡単に取れないようにしっかり固定してあります。それでも長年愛用しているとゆがみが生じたり緩くなってしまうこともあるので、そうなったら石が取れる前に修理に出すなど、こまめなメンテナンスが大切です。
普段から、石が緩んでいないか、ぐらつきはないかなどをチェックしておいて、兆候があれば早めに直しておくようにしましょう。
まとめ
指輪などのジュエリーにつけている石は、取れないようにしっかり固定はされていますが、爪が変形したり指輪が歪んだりすることで取れてしまうこともあります。大切な石がなくなってしまわないように、石に緩みを感じたらすぐに修理をしておくとよいでしょう。