純度別にみたゴールド(金)ジュエリーのクリーニング・メンテナンス方法。
ゴールドのお手入れは純度によって変える必要があります。
ゴールドのお手入れ
ゴールドの、つまり金のジュエリーは素敵ですが、お手入れをしないと色がくすんだり傷がついたりすることがあります。ゴールドといっても、どれくらい純度が高いかによって、特性も違ってくるので、純度に合わせたお手入れをすることが必要です。
K24の場合
K24はほぼ純金ということになります。純金は、汚れや変色には強いのですが、傷に注意する必要があります。金はもともと柔らかい金属で、純金だと強い力を加えた時に変形してしまうほどです。金に他の金属を混ぜてジュエリーを作るのは、金の含有量を減らして価格を下げる目的もありますが、他の金属を混ぜることで強度を上げる目的もあるのです。擦ったら傷がついたり、落としたりぶつけたりした拍子に割れてしまうこともあります。
K18の場合
75%の金に他の金属を25%配合したK18は、金の美しさはしっかり残したまま強度も高めているため、最もジュエリーに使われているゴールドです。K25に比べるとかなり強度が高いので、傷などにも強く、割れたりする心配もほとんどありません。ただし、使用後に拭いて直すようにしないと徐々に黒ずんできたりもするので、こまめにお手入れをするようにしましょう。
K10の場合
K10のゴールドは、金の含有率が45%と、半分以下になってしまうため、新しいうちは金の美しい輝きがありますが、どうしても黒ずみなどが生じやすくなります。使用後は汗や皮脂をふき取るなど、日々のメンテナンスを心がけましょう。
クリーニングも
金のメンテンナンスは自分でも出来ないことはありませんが、やはり定期的に専門店にお願いしたほうがきれいになります。汚れはともかく、細かい傷まではなかなかきれいにならないので、購入したショップなどでのクリーニングやメンテンナンスができるかを確認しておきましょう。購入店でなくても受け付けているところは多いので、普段からメンテナンスでお世話になるジュエリーショップを見つけておくと便利です。
まとめ
ゴールドのジュエリーは、純度によってお手入れの際に注意する点が違ってきます。純度が高いほど汚れや黒ずみは付きにくい一方で、硬度が下がるので、傷やゆがみ、割れなどには注意が必要です。美しい状態を保つためにも、定期的に専門店でのクリーニングやメンテナンスをするのがよいでしょう。