一言に真珠と言ってもいろいろ。真珠にはどんな種類がありますか?
真珠にはアコヤ真珠や淡水真珠などいろいろな種類があります。
真珠の種類
真珠は、真珠貝の中に核を埋め込み、真珠層が作られるまで待ってから取り出して作られますが、どこでどんな貝が作るかによって種類の違う真珠が作られます。それぞれ特徴のある美しい真珠ですので、好みやファッションで使い分けるとよいでしょう。
アコヤ真珠
本真珠とも呼ばれる真珠で、冠婚葬祭のどの場面でも使える最も格式の高い真珠とされています。深みのある照りが美しく、ノーブルな輝きをもつ真珠です。真っ白でグレーがかったものから、ゴールドに近いアイボリー、うっすらピンクがかったものなど、微妙な色の違いもあります。特に品質の高いものは花珠と呼ばれ、特別な鑑定書もつけられます。
タヒチ黒蝶真珠
南洋の黒蝶貝からとれる真珠で、いわゆる黒真珠です。黒といっても色味はいろいろあり、赤みがかかったグリーンに見えるものが特に人気があります。光の当たる具合で、微妙に色が変わるのも、黒真珠の魅力です。
南洋真珠
南洋の白蝶貝からとれる真珠で、南洋真珠とも呼ばれます。巻きのうつくしさではアコヤ真珠にはかなわないと言われますが、南洋真珠の魅力はなんといってもその大きさで、大粒の真珠ができやすいのが魅力です。白い真珠ですが、アコヤ真珠同様いろいろな色味があり、真っ白のものからゴールド系のものまで様々です。
淡水真珠
川や湖などの淡水に生息する貝、主にイケチョウ貝で作られる淡水真珠は、養殖のしやすさもあって生産量が多く、比較的お手頃な値段で購入できるのが魅力です。昔は粒がそろっておらず、色味も本真珠に比べると劣ったものが多かったのですが、最近は高品質の淡水真珠が増えており、人気も高まっています。
マベ真珠
マベ貝から取れる半球型が特徴的な真珠です。レインボーカラーの輝きを放つ美しい真珠で、シャンパンクリームのものが主流となります。養殖技術の向上によって、最近では球形のものも取れるようになり、注目を集めています。
ケシ真珠
ケシ粒のように小さいことからケシ真珠と呼ばれるもので、人口核をもたないこともあって形はいびつです。ひとつひとつの粒の型が違うため独特の魅力があり、ケシ真珠を連ねたネックレスなども人気があります。
まとめ
真珠は、それを生み出す貝によって違った種類になります。日本人が真珠と聞いてイメージするのはたいていアコヤ真珠ですが、それ以外にも魅力的な真珠はいろいろありますので、使い分けるとよいでしょう。