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金属アレルギーなどジュエリーが原因の外傷から消費者を守る「PL法」とは?

 

ジュエリーが原因でアレルギーなどの症状が起こった場合に賠償責任を問うことができます。

 製造物責任法(PL法)とは

製造物責任法とは、1995年に施行された法律で、製造物の欠陥が原因で損害を生じた場合に、それを製造した業者に対して損害賠償責任を負わせるというものです。

英語のProduct Liabilityを略してPL法とも呼ばれます。設計上・製造上安全性を欠いているために起こった損害だけでなく、起こりうる危険について取扱説明書などで説明・警告がなされなかったときにも責任を問われます。

 ジュエリーにおけるPL法

ジュエリー業界においてPL法が関係しているのは、主にアレルギーなどによって外傷が生じた場合です。ジュエリーには金やシルバー、プラチナなどの金属が多く使われますが、こうした金属にアレルギーがある場合はもちろん、それに少量混ぜ合わせている別の金属にアレルギーがある場合も症状を起こすことがあります。

そのため、ジュエリーを販売する場合は、使われている金属に関する説明と、体質によってはアレルギー症状などを引き起こす可能性があるという注意書き、さらに、皮膚に異常が生じたら使用をやめて医師に相談することを推奨することなどが必要とされています。

こうした注意書きなどがなかった場合や、口頭での説明・注意を行った場合、損害によって賠償責任が発生することもあるのです。

 金属アレルギーとは

金属アレルギーとは、特定の金属が皮膚に接触することで、赤みやかぶれなどを引き起こすことをいいます。触ったらすぐに異変が生じるという場合もありますが、着けてすぐはなんともないのに長時間つけていると汗などにその金属成分が溶け出してアレルギー症状を引き起こすこともあります。そのため、スポーツをする場合などは特に金属アレルギーには注意したほうがよいでしょう。

また、耳に穴を開けて金属を通すということから、ピアスは最も金属アレルギーの起こりやすいアクセサリーです。金属アレルギーの場合は、プラスチック製の金具を使うといった方法もあります。

 まとめ

ジュエリーによって金属アレルギーを生じた場合などは、製造物責任法(PL法)により製造者に賠償責任が生じることもあります。そうならないためにも製造者は、できるだけアレルギーになりにくい金属を使用したり、使用している金属をすべて明記の上、皮膚に異常が生じたら使用を止めるようにといった注意を説明書などに記載することが奨励されています。

 

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