自分でできる指輪のクリーニングと注意点について教えてください。
ある程度のクリーニングは自宅で簡単にできます。
自宅クリーニングの方法
用意するものは、プラスチックなどの容器と、40度前後のぬるま湯、中性洗剤、柔らかいブラシ、タオルやティッシュなどです。中性洗剤は、普通の食器洗い用の洗剤でかまいません。
容器に入れたお湯に中性洗剤を溶かし、指輪を入れてしばらく置いておきます。数分置くと汚れが取れやすくなるので、柔らかいブラシなどで優しく表面の汚れを落としてあげましょう。指の腹などでこするだけでもキレイになりますが、刻印など細かい部分はブラシを使ったほうがきれいになります。そのあと、真水できれいに洗剤を洗い流して水分をふき取って終了です。簡単なので、月に1~2回程度行えば、いつまでもきれいな状態をキープすることができます。
クリーニングするときの注意
上記の方法は、ジュエリーの素材によっては出来ないので注意が必要です。可能なのは、ゴールドやプラチナなどの石がついていないジュエリーや、石がついている場合はダイヤモンド・ルビー・サファイアなど硬度が高いものに限られます。その他、シトリン・トパーズ・ペリドット・アメジストなどの石も、汚れがひどい時はぬるま湯洗いをするとよいでしょう。逆に、パールやサンゴなどの有機物による宝石や、オイル処理をされていることの多いエメラルドなどにこの方法は適しません。エメラルド・オパール・ターコイズなどの宝石は繊細なので、布で優しく拭く程度のお手入れにしておきましょう。
専門店でのクリーニングも
自宅での定期的なクリーニングで、ある程度きれいな状態は保つことが出来ますが、やはり専門店で専用の機器を使ってクリーニングをするとそれ以上に美しくなりますし、細かい傷なども綺麗にしてもらえることが多いです。エメラルドや真珠など、ぬるま湯洗いできないジュエリーはもちろん、可能なものでも汚れや傷が気になる場合は専門店にクリーニングの依頼をするとよいでしょう。購入店では無料でクリーニングしてくれる場合もありますし、購入店でなくてもクリーニングを受け付けている店はたくさんあります。
まとめ
ぬるま湯と中性洗剤があれば、自宅でも簡単にジュエリークリーニングをすることができます。行う場合は、必ず洗える素材の宝石かどうかを確認し、優しく洗うようにしましょう。定期的に専門店でクリーニングしてもらうのもおすすめです。