トムとジェリーのこと

2025.06.13

トムとジェリーはどこの国のアニメ?世界的人気アニメの歴史と魅力

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こんにちは。ジュエリーカミネの橋本です。

 

世界中で愛され続けているアニメーション「トムとジェリー」。

ネコのトムとネズミのジェリーが繰り広げるドタバタコメディは、時代や国境を越えて多くの人々の心をつかんでいます。

 

皆さんは「トムとジェリー」がどこの国のアニメなのか、いつから始まったのか、ご存じですか?

今回は、この永遠の名作アニメの生まれた国や歴史的背景、世界中で愛される秘密について詳しくご紹介します。

トムとジェリーの知られざる魅力に迫りましょう!

映画撮影

トムとジェリーのルーツはどこの国?

「トムとジェリー」は、アメリカ合衆国で生まれたアニメーションシリーズです。

この世界的人気作品は、1940年に映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)から発表された短編アニメーション映画「上には上がある」を皮切りに、シリーズとして展開されていきました。

 

この作品を手がけたのは、アニメーターのウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラというコンビです。

 

誕生当初のキャラクターは現在とは少し異なり、トムは「ジャスパー」、ジェリーは「ジンクス」という名前で、見た目も本物のネコとネズミに近いデザインでした。

しかし、この第1作目からすでに「ネコとネズミの追いかけっこを描いたドタバタギャグ」という基本コンセプトは確立されていたのです。

 

トムとジェリーの誕生から現在までの歴史や、ハンナとバーベラというアニメーション史に偉大な足跡を残した2人について詳しく知りたい方はこちらのコラムもご覧ください。

トムとジェリーはいつから始まった?その歴史について紹介!

 

アメリカの文化や時代背景が与えた影響

「トムとジェリー」が誕生した1940年代のアメリカは、第二次世界大戦の真っただ中。

この時期、アニメーションには戦時下の人々の心を癒す重要な役割がありました。

 

戦時中の作品には時代を反映した要素も見られます。

例えば「勝利は我に」などのエピソードでは、国家の士気を高めようとするような内容も登場しました。

 

また、当時の短編アニメーションは、映画館で本編映画の前に上映される「前座」として製作されていたため、子どもだけでなく大人も楽しめる内容になっていました。

そのため「トムとジェリー」も子どもだけではなく、大人も楽しめる要素が盛り込まれていたのです。

 

 

トムとジェリーが世界的に人気な理由を考察!

「トムとジェリー」が誕生から85年経った今でも世界中で愛され続けている理由を、制作背景や特徴から探ってみましょう。

 

製作者の情熱と技術

「トムとジェリー」の生みの親は、ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの、天才アニメーターコンビ。

 

バーベラは物語を考えて絵コンテを描き、キャラクターデザインとレイアウトを提供。

一方のハンナは、アニメーションのタイミング調整を担当し、場面と音楽が合うよう細部まで計画しました。

 

彼らの作り出す緻密な作画と音楽、ユーモアに満ちた世界観は高く評価され、「トムとジェリー」はアカデミー短編アニメ賞を7回も受賞するという快挙を達成しました。

 

2人は自由な創作環境の中で力を発揮し、緻密な作画と音楽、ユーモアに満ちた世界観を作り上げました。

 

普遍的な魅力とユニバーサルデザイン

「トムとジェリー」最大の特長は、言葉の壁を超えた表現方法です。

登場キャラクターたちは基本的に喋らず、表情やジェスチャー、音楽や効果音で物語が展開します。

これにより言語や文化の違いに関係なく、世界中の人々が同じようにストーリーを理解し楽しむことができるのです。

 

また、弱者が強者を出し抜くという「アンダードッグ・ストーリー」の構図も普遍的な共感を呼びます。

小さなジェリーが大きなトムに知恵で勝つという展開は、多くの人の心に響くものです。

 

さらに、単なる敵対関係ではなく、ときには協力し合うという複雑な関係性も描かれており、これが作品に奥行きを与えています。

 

時代を超えたキャラクター造形

アメリカのアニメの特徴である「現実では考えられない過度な表現」を巧みにコメディに転換する技術も、「トムとジェリー」の魅力です。

トムが潰されたり、爆発したりといった場面は、一見過激にも思えますが、直後にケロッと復活してドタバタを再開するというファンタジー要素があるため、笑いに変わります。

 

こうした誇張表現は、キャラクターの個性を強調する手法です。

この技術により、トムとジェリーは単なるキャラクターではなく、個性豊かな「人物」として視聴者の記憶に残り続けているのです。

 

 

トムとジェリーの日本での展開と影響

家族で映画鑑賞

「トムとジェリー」が日本に初めて上陸したのは1964年のこと。

放送開始時はモノクロ映像でしたが、同年8月には早くもカラー放送へと移行しています。

 

日本での放送では独自の編集が施され、ナレーターを起用するなどの工夫も見られました。

 

2013年には日本初となる「みんな大好き!トムとジェリーの愉快な世界展」を開催。

その後も日本国内でも多数のイベントが企画されてきました。

 

さまざまな業種や会社とのコラボレーションも積極的に行われており、日本における影響力の大きさがうかがえます。

 

「トムとジェリー」は日本において、子どもから大人にまで愛される「三世代キャラクター」といわれることがあります。

何世代にもわたって愛される普遍的な面白さが、この作品の真髄といえるでしょう。

 

 

トムとジェリーはアメリカ発のアニメで永遠の名作!

トムとジェリーはどこの国の生まれかというと、1940年にアメリカで誕生。

2025年現在、85年にわたって世界中で愛され続けているアニメーションです。

 

ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラというアニメーション界の天才たちが創り出したこの作品は、セリフをほとんど使わず表情や動きだけで物語を語る独特の手法で、言語や文化の壁を超えた普遍的な魅力を持っています。

 

アカデミー賞を7回も受賞した芸術性の高さ、弱者が強者を出し抜くという共感を呼ぶストーリー展開、そしてときに協力し合う複雑な関係性など、単純なドタバタコメディの枠を超えた深い魅力が、この作品を不朽の名作に押し上げました。

 

日本では1964年の放送開始以来、独自の主題歌や展開で親しまれ、現在も「三世代キャラクター」として子どもから大人まで幅広い年齢層から支持を受けています。

 

ジュエリーカミネは、大阪や神戸を中心に8店舗を展開するジュエリーショップ。

多くの人から愛される人気作品とドイツの伝統織物 シュニール織が魅力のフェイラーのコラボハンカチなどを取り揃えていますので、ぜひご覧ください。

 

TOM AND JERRY and all related characters and elements © & ™ Turner Entertainment Co.(s25)

 

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