建仁寺『ジャポニズムジュエリーアート展』を開催
2017年11月18日
俵屋宗達 国宝「風神雷神図屏風」など20点の「ジュエリー絵画®」を展示
建仁寺 「ジャポニズムジュエリーアート展」を開催
京都最古の禅寺 臨済宗建仁寺派 大本山建仁寺(京都市東山区)では、11月19日(日)~26日(日)まで、「ジャポニズムジュエリーアート展」を開催いたします。
同企画は、公立大学法人大阪市立大学と株式会社ジュエリーカミネとの産学共同研究により、日本画の巨匠たちの作品を宝石や金箔で製作した絵画の展覧会です。
なお、同展覧会は、通常の建仁寺本坊の拝観料500円(中高生300円)にてご覧いただけます。
今回展示するのは、建仁寺所蔵の国宝 俵屋宗達「風神雷神図屏風」(現在、国立京都博物館に収蔵)をはじめ、葛飾北斎「神奈川沖浪裏」、尾形光琳「紅白梅図」、伊藤若沖「南天雄鶏図」、狩野山楽「龍虎図」など20点で、日本を代表する文化遺産を「ジュエリー絵画®」の手法で描き出しました。
なかでも、国宝 俵屋宗達「風神雷神図屏風」の作品は、2枚並べると幅2メートル以上、重さ約25kg、制作期間は約6か月で金額に換算すると計1,200万円相当にもなる大作です。
「ジュエリー絵画® 」は、(株)ジュエリーカミネの登録商標で、輪郭の線画以外はすべて宝石を素材に作られています。熟練した職人が一つ一つ手作業で宝石を敷き詰めて制作する絵画で、細かい部分は宝石を砕き、パウダー状にして貼り付けています。通常、絵画は熱や紫外線に弱く、色の変色が悩みの種でしたが、「ジュエリー絵画®」は天然石を用いるため、色褪せしにくいことが特徴です。